安倍「捏造、言論のテロだ」 「朝日」に怒り狂う「ワケ」

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「NHK問題」から続く「遺恨」がまだ尾を引く?

   朝日新聞社はJ-CASTニュースの取材に対し書面で回答し、記事の内容について次のようにコメントした。

「記事は警察庁幹部の話を元に取材した結果を記載したもので、内容には問題は無いと考えています」

   さらに、安倍首相への謝罪については「未定」としており、「安倍首相の『でっち上げ』『捏造』『記者は恥ずかしくないのか』といった発言が適切だったと考えているか」との問いには、「そうは思いません」と回答している。安倍首相の厳しい批判について朝日側が「適切とは言い難い」と考えているとも取れる内容だ。一方の安倍首相事務所にも取材を申し込んだが、こちらは4月25日夕方現在で回答は無い。

   朝日新聞関係者は今回の安倍首相の「激怒」について次のように語る。

「これは『NHK問題』から続いている『遺恨』がまだ尾を引いているということだろう。結局、あの問題は解決せずにうやむやのままだし、朝日は安倍批判をやめる気配はない。それで、安倍も感情的になったのだろう」

   05年1月、朝日新聞は安倍晋三・中川昭一両議員(当時)が「NHK幹部を呼びつけて、改変を求める圧力をかけた」などと報じた。これに対してNHKと両議員が朝日の報道を全面否定したうえ朝日に対して抗議。一方の朝日側も、取材内容を記事に掲載するなどして反論し、稀に見る「大戦争」にまで発展した。今回の「激怒」はその「第2ラウンド」の「ゴング」との見方が関係者には強い。

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