盗難殺人まで起きた マニアに人気三菱ランエボって何

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中古市場が上昇する「珍事」が起きる

   中古車としても人気があるらしい。ガリバー自動車流通研究所によると、型によって値段は様々だが、2004年式のある型の場合、新車価格は400万円弱。05年には300万円前後で推移したのが、06年には下降気味となり270~280万円、これが2007年に入り、290万円に再上昇中という。中古価格が上昇するのはほとんど例がない。
   「外国、特にイギリスやニュージーランドの人気が、中古価格を支えている理由ではないか」とも分析する。ラリーや右ハンドル人気が背景にあるそうだ。

   もともと盗難車が輸出されることは珍しくない。日本中古車輸出業協同組合(東京)の関係者によると、乗用車やトラックにほぼ限定した盗難車数は、2004年約59,000台、05年約47,000台、06年約36,000台。この内、「70%以上は海外へ流れている」というのが通説だ。「ロシアかドバイ経緯でアフリカ、ヨーロッパへ」というルートがあるらしい。ただ、全体として減っているのは、盗難防止の「イモビライザー」がついていない高級車はヨーロッパでは「売れなく」なってきているためだそうだ。スポーツカーやワゴンタイプは季節変動はあるが一定の人気を誇っている。

   国内ではランエボは目立つため、盗難車が市場に出回ることは少ない。だとすれば、輸出用として盗まれた、と考えて不思議はない。
   千葉県警は4月16日、強盗殺人容疑で捜査本部を設置した。

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