「聞かれてないことまで答えてますから」
ただ、会見の終わりに、記者から
「今回多岐な質問が出たかと思いますので、一記者としましては、定例記者会見のご意義とその可能性をご理解いただだいた上で、定例記者会見、改めて前向きに臨んでいただければ、一記者としては大変嬉しく思います」
との声が上がり、幹事社からも同様の発言があったが、知事は
「私は今日、ものすごい丁寧に答えてますよ。聞かれてないことまで答えてますから。一応それはお汲みとりください」
と、最後まで不機嫌そうだった。
一方で、宮城県知事を12年間経験した浅野史郎・慶應義塾大学教授は、J-CASTニュースに対して、東国原知事とは逆に「定例会見は好きだった」と話す。
「私は、定例会見は好きでしたよ。『義務』ではなくて、色々なことが話せるという『権利ベース』で考えていました。東国原さんの場合は月1~2回とのことですが、自分は週1回でした。この週1回というペースは、自分で考えをまとめるのにも役立つ。1週間より前のことは覚えてられないし。(笑) 記者の取材にも、自分はニコニコしてましたよ」