宮崎県の東国原英夫知事が、また記者団と対立している。定例記者会見の場で知事が「定例会見って必要ですか」と問いかけたことに記者団が「稚拙な質問」と反発。さらに、知事は発言内容が紙面に反映されないことに不満を持っているようで「会見内容を全部、2ページぐらい割いて載せてくれます?」と色をなす一幕もあった。知事は日記で「メディアはあそこ(声を荒げた場面)しか取り上げないだろう」と振り返っているが、知事が取り上げて欲しかった箇所とは、いったいどんな内容だったのだろうか。
「稚拙な質問だなという印象を持ちました」
日記では「メディアはあそこしか取り上げないだろう」と不満をこぼしていた
「バトル」の舞台は、2007年4月16日に開かれた定例会見。定例会見は、マスコミ13社が加盟する県政記者クラブの主催で、月に1~2回開かれているのだが、この日の会見の冒頭で、知事が
「定例会見って必要ですかね。ことさら特筆すべき発表がないときは、なくてもいいのでは」
と口火を切った。それに対して、記者から
「稚拙な質問だなという印象を持ちました」
との声が上がった。知事は
「稚拙だとは思っていません。ファンダメンタル(根本的な)な疑問」
「統一選や米軍再編に対する見解も、飽き飽きするほど言ってきた。今さら何を聞きたいのかな」