「JBCに謝罪文を出すと思う」
06年8月に興毅選手がファン・ランダエタ選手(ベネズエラ)に勝利した際の、いわゆる「疑惑の判定」をめぐっても、同氏はJBC審判部長としてこう話し、判定への自信を見せている。
「(ジャッジが手心を加えることは)あり得ない。ジャッジの判断基準は、選手のパンチがどこにヒットしたかだけ。試合以外の何ものにも左右されない訓練をしている」(06年12月9日、東京新聞)
「因縁を付ける相手が悪かった」ということなのか、新聞各紙によると、協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長は
「私から本人(史郎氏)に厳重注意をし、JBCに謝罪文を出すと思う」
と話したといい、穏健に事を収めたい考えのようだ。
その一方で、東京スポーツによると、史郎氏は要望書の件を聞かれて
「役員会?知らん、何も知らん。関係ない」
と述べるだけだったという。
このままでは騒動は簡単には収束しそうもない雰囲気だが、JBCは
「今のところ何も決まっていない」
としている。