ダイハツ、「軽」で初の1位 スズキの巻き返しなるか

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トヨタと車両開発などで協力

   ダイハツは2007年が創立100年に当たる。98年にトヨタ自動車の子会社となり、車両開発や販売会社間の連携などで協力体制を構築。技術力を磨きトヨタグループの軽・小型車専門メーカーとして存在感を高めてきたことも、1位獲得の原動力となった。

   ただ、06年度のシェアは1位とはいえ、ホンダや日産自動車なども軽のシェアを伸ばしたため、05年度の30.4%より0.1ポイント下がった。「首位になって販売現場の士気は高まるが、1年限りで終わらず、定着することが大事」(広報室)との声が聞かれるが、07年度の新車投入数は06年度より少ない見込みで、今後は守りの戦いとなる。

   スズキも首位争いをあきらめた訳ではない。現在は国内工場の生産能力に余裕がなく、より利幅が大きい小型乗用車を優先させているが、2008年秋に静岡県牧ノ原市に新工場が完成すると、小型車を減らさずに再び軽の生産を増やすことが可能になる。鈴木修会長は常々、シェアについて「こだわる必要はない」と言いつつ、「1位はいずれ取り戻せる」とも発言。首位奪回への執念を見せている。

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