「事実婚を解消した、ということです」
だが、岐阜の野田聖子事務所に聞いてみると、
「元々入籍はしていないので、事実婚を解消した、ということです」
と、「離婚」を初めて認めた。発表しない理由とサイトの記載については
「分かりません」。
さらに、
「(「離婚」の)理由についても分かりません」
と答えるにとどまった。
一方、和歌山の鶴保事務所では、
「特に本人からは何も聞いていません」
とのことだった。鶴保議員のウェブサイトでは、野田議員に関する記述を見つけることはできなかったが、ウェブサイトのコラムでは、柳沢厚生労働大臣のいわゆる『産む機械』発言に批判が相次いだことについて、こう違和感をあらわにしている。
「最先端の不妊治療を経験したものとして発言に対する批判の大合唱になんとなく違和感を感じるのである。経験した人ならわかると思うが、一般的に男性は不妊治療に疎外感を感じている。そこでの男性の役割は配偶者にたいする優しさとか、思いやりとかより、はっきり言って『精子製造機』である。(略) 男性がそうだから女性もというわけではないが、不妊治療の現場は多くの国民が想像するよりはるかに機械的だ」
ちなみにこの文章は、地元紙に07年2月に掲載されたコラムをウェブサイトに転載したものだ。07年2月といえば「騒動」の後なので、「離婚後」に野田議員との結婚生活を振り返った文章、と理解することもできる。
いずれにせよ、両事務所からは、今回も「離婚」の理由が明らかにされることはなかった。