「除名」でも社長辞任ない 関西テレビの不思議

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朝日、日経の辞任報道を明確に否定

   「今日も進退について明らかにしなかった」――テレビの報道番組でもこんなフレーズでこの会見が紹介されるなど、千草社長が辞任表明しないことへの「不思議さ」がマスコミでも表面化してきている。
   なぜ千草社長は進退を明らかにしないのか、J-CASTニュースが関テレ広報部にたずねても、帰ってきたのは「本人が申し上げたとおりです」という答えだけだった。

   そんななか、日経新聞は07年3月28日、千草社長が辞任するとの記事を掲載。

「関テレは早ければ30日に臨時取締役会を開き、千草社長が辞意を表明する。後任は関テレからの内部起用と、フジテレビジョングループ外部からの招請の2案で調整を進めている」

と報じた。しかし、関テレは明確にこれを否定。同社広報部はJ-CASTニュースの取材に対し、

「そういった事実はない。30日に臨時取締役会の予定もないし、ましてやそこ(千草社長が辞任表明すること)までなどということはない」

と答えた。

   同社は、2007年2月27日に朝日新聞が「千草宗一郎・関西テレビ社長、辞任へ」と題し、社長が引責辞任する方向であることを報じた際には、即日、朝日新聞に対し抗議している。しかし、今回の日経新聞の記事については、奇妙なことに抗議する意思はないのだという。この「不思議」な対応の理由について、J-CASTニュースがたずねると、

「表現の違いということなんじゃないでしょうか」

と、これまた不思議な答えが返ってきた。

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