財団法人社会経済生産性本部は2007年3月26日、2007年度の新入社員のタイプを「デイトレーダー型」と命名したと発表した。その理由を「細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、安定株主になりにくい。売り手市場だっただけに、早期転職が予想される」としている。この命名は同本部の「職業のあり方研究会」(座長・森清山野美容芸術短期大学名誉教授)がした。解説では、「就職した会社とともに育っていこうとは考えず、常に、よい待遇、よい仕事を求めて『銘柄の乗り換え』つまり『転職』を目論む傾向がある」として、「昨今のネット上の個人投資家に近い」としている。06年度の新入社員は「ブログ型」と命名されており、その特徴を「表面は従順だが、様々な思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張する」と分析している。