「こっちの方が日本的ですね」
記者が話したアバターは、
「セカンドライフから来たのですけど…こっちの方が日本的ですね」
「英語できなくてもいいですからw」
などと好意的にこの空間を受け止めている人が多い。
しかも、現在はスプリュームの「スタッフ」がアバターが多く集まる人気スポットにいるため、記者もチャットの仕方などを手取り足取り教えてもらった。
ただ、同社のアピールポイントでもある「空間リンク」という点では、まだまだ利用しているユーザーは少ない模様だ。
「日記も書いたしプロフも書いたし、、、」というアバターがいる一方、スタッフには「マインドスペース」といわれる空間の3D作成についての質問が多く飛んでいた。実際、3D作成の仕方などを伝えるスプリューム開発チームのブログでは、
「まだ『空間登録』されている方は少ないのですが、増えてきましたらリンク集から『空間検索』へと進化する予定です。空間を作った方はぜひ空間登録してしてくださーい!」
と呼びかけている。
つまり、まだまだ、自分の「空間」を編集する人が少なく、同社が目指している空間から空間へと次々にリンクする「開かれたセカイ」にまでは発展していない模様だ。
スプリューム社はJ-CASTニュースに対し、
「空間を制作するクリエーターの絶対数がまだ少ない。ユーザーに簡単に空間を制作できるようにしたい」
と答える。同社も、3D制作に不慣れなユーザーを取り込むために、07年夏にもオーサリングツールを公開する方針だ。同社が目指す「開かれたセカイ」が始まるのは、それから、ということになりそうだ。