裁判では槇原さん有利の可能性が高い?
しかし、年が明けて、松本さんが日テレ系の情報番組「ズームイン!!SUPER」の取材に対し、
「放っておいても大丈夫。法的措置?何も考えていない」と答えたことで、「うやむやのまま収束」という憶測が大半を占めるようになった。
しかし、槇原さんの「裁判で決着」という考えはホンキだった。J-CASTニュースは槇原さんの所属事務所ワーズアンドミュージックに取材を申し込んだが、
「(訴訟の経緯などについて)事務所としてはノーコメントにさせてもらっています」
と答えるだけだった。
ヤフーはこの件で「緊急アンケート」を07年3月23日に実施した。「槇原敬之の“銀河鉄道999セリフ盗作騒動”。『汚名を着せられた』として松本零士を提訴しました。これは、槇原にとってプラス? マイナス?」という内容だ。21時までに24,958票が投じられ、「マイナスになる」が60%、「プラスになる」が23%、「どちらでもない」が19%で「マイナス」が圧倒的に多い。その理由は、
「醜いですね 素直に盗作してないと言えばいいのにそれかお金がないのかな?」
「槇原にとっていいことは何もないと思う。あのまま灰色で終わらせるべきだったと思う」
「意図的盗作じゃないのは世間もわかっているはず。しかし似ているという事実は免れない。逆切れしては、槙原は知能レベルが低くみえてしまう」
などだ。「いまさらなぜ?」という意見が多く目に付く。
槇原さんと松本さんの騒動をウオッチしてきた山口貴士弁護士は、今回の裁判について
「今回の提訴は安易な盗作騒ぎに警鐘をならすものと言えます。判決に至った場合、槇原氏側の『著作権侵害ではない』という主張が認められる可能性は高いと思いますし、短いフレーズに関する著作権侵害の判断基準について、参考となる判決が出されるのではないかと注目しています」
とJ-CASTニュースにコメントを寄せた。