楽しむにはJASRACへの利用料が必要
「鼻歌」検索は会員登録なしでも使えるが、会員登録すれば自身の「鼻歌」を登録し、写真を掲載したり、コメントを書き入れたりすることができる。
さらに、「ファン」としてコメントを書きこんだり、同じ曲の「鼻歌」を登録したりして、「のど自慢」ならぬ「鼻歌自慢」が行える。
たとえば、「midomi」で実際に検索(07年3月20日現在)してみると、「Amazing Grace」なら126名が、「Let It Be」なら226名の「鼻歌」が登録されている。実力派も多く、それぞれの「鼻歌」を聞き比べることができる。
一方、「midomi」が日本に上陸した場合、「著作権」問題はどうなるのか。J-CASTニュースが日本音楽著作権協会(JASRAC)送信部にたずねた。すると、「midomi」は、広告収入で運営されるサイトなので、「商用配信」サイトとみなされ、
「鼻歌であろうとなかろうと著作権は生ずる。歌う人間がプロであろうとアマであろうと問わない」
ので、サイト運営者はライセンスの申請や、一定の使用料をJASRACに対して支払う義務が生じる。
IT関連のニュースを配信している「IT media」(07年3月19日)や「Impress Watch」(07年3月20日)は、「著作権」問題などがクリアすれば、日本語版「midomi」の利用は1~3か月後に始まる、とそれぞれ報じている。