「社歌」ブームの兆し 本が売れ、カラオケ店も登場

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カラオケで最初に社歌を歌えば賑やか?

   この事業の企画・運営に関わる同社の子会社エクセルシアの森本克明社長は、J-CASTニュースにこう話す。

「法人の顧客を増やしたいというのが企画のきっかけ。会社の仲間でルームに入った時に、最初に誰が歌うのか、何を歌うのか、と迷うじゃないですか。だから最初に社歌を歌えば賑やかしのフックになるんじゃないかと。社歌がない会社だったら、オプションで当社が制作するサービスもあります」

   価格はアレンジ、撮影、配信まで1曲50万円。オプションで社歌の制作を依頼した場合、1曲10万円~15万円になる予定だという。早くも社歌のカラオケ配信に対する問い合わせが来ているようで既に1社と契約が成立しているという。「会社の福利厚生的なものと考えていただければ…」と社長は話す。

   こうなると、社歌を持たない会社も興味を持つはずだ。社歌の制作を請け負う東京の会社に問い合わせてみると、

「今のところ直接の問い合わせが増えたということはないのですが、ここ1月半でホームページにある社歌のページのアクセスが急に伸びていて、いろんな人が興味を持って見に来ているんだろうなということはわかります」

という。社歌を制作しているI企画の井上しんじさんはJ-CASTニュースの取材に答え、

「ここ2~3年は不況の影響で依頼の数が減っていたが、企業の合併や、社歌の内容が時代に合わなく なったなどの理由から、制作依頼数が回復傾向にある。『応援歌』のようなものを希望されることが多い」

と話した。社歌ブームは本当に来るのかもしれない。

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