民主党はトーンダウンする一方
フジサンケイビジネスアイが3月14日に掲載した記事では、市販の「還元水」生成器の主力は本体価格25万~30万円であることを紹介しているほか、松岡大臣が「いま、水道水を飲んでいる人はほとんどいない」と述べたことに対して、「非常に残念」と東京都水道局が憤る声を掲載している。水道局では、「東京水」という名前で、500ミリリットル100円でペットボトルでの販売も行っている。
朝日新聞は同日、1本2,000円もするミネラルウオーターの売れ行きが山梨県で好調なことを紹介する記事を掲載。富士山の地下水に含まれる水素濃度を独自の技術で高めたのだという。本来はこの記事、「ナントカ還元水」とは関係ないはずなのだが、
「『何とか還元水』より体に良さそうに聞こえるが、国会議員からの注文は、まだないという」
という皮肉で締めくくられている。
この「ナントカ還元水」問題、進展を見せるのかと思えば、民主党議員が松岡事務所を「直撃取材」したことを、3月13日に同党理事が「マナー上、慎重さを欠いていた。本人たちに厳重に注意した」と陳謝してしまった。その上、民主党の中井治(ひろし)元法相が05年に計上した286万円の光熱水費について、別の費目の経費を付け替えて虚偽に記載していたことが明らかになり、トーンダウンする一方だ。
大臣が飲んでいる水の正体が明らかになる日は来るのだろうか。