「20年たっても講談社に狙われている」 東国原知事が特派員協会で講演

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「地方自治に政党は要らない」

   その一方で、

「この事件には社会的意義もあった。当時は、知的所有権や肖像権に対する認識が甘かった。裁判に勝ったとしても、(雑誌に載った)ダメージの方が大きい。そこで、ウチの師匠は実力行使に出たんです。これもどうかと思うんですけれど…」

と、事件を振り返った。

   このあたりでスタッフから「質疑応答に移るようにとの」指示が出て、政治家を目指した経緯については十分話すことができず、「時間切れ」に。

   一方、質疑応答では、政治家としての発言もきちんと聞くことができ、

「地方自治に政党は要らない。ひとつの『県民党』があればよい」
「中央集権はいらない」

など、リベラルな面を見せた。いわゆる従軍慰安婦問題については、「歴史認証が前提。そうでないと、議論が発展しない」と、事実関係がはっきりしないとコメントできないとの立場を示した。

   なお、同協会では、ゲストスピーカーと記者は記者会見場で昼食を取った後に会見に臨む、というしきたりになっているが、そこでふるまわれたのは宮崎県産の地鶏。宮崎県のPRも忘れなかった。だが、講演後の囲み取材では、

「宮崎がきちんとPRできたかどうかは疑問が残るので、(講演は)まぁ50点ぐらい」

と、反省の弁を述べてもいた。

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