公安調査庁「止めさせる法律を持っていない」
07年3月11日にはmixi内に「上祐史浩 新団体コミュニティ」を立ち上げた。理由は、ホームページにマイミク申請が殺到し、対応しきれないからだという。このコミュには07年3月12日までに約600人が参加。ホームページのマイミクも同600人を超えている。
コミュには「新団体の名前を提案するトピ」も立ち、こんな名前が次々と提案されている。
「Nelph(ネルフ)」「ホライゾン」「インコ真理教」「じょうゆう大国」「SONY」「「チーム上祐」「上祐いんぐ娘。」「真理教VIP」「マイトレーヤ学会」などだ。
「2ちゃんねる」には、上祐前代表のmixi入会に関するスレッドが07年3月10日頃から10以上も立ち「祭り」になっているが、スレッドへの書き込みの数は意外に少ない。
「狙われるんだろうな… 」「これがネット布教というやつか。俺も信者になってみるかな」「とりあえずコメントに書き込んでおいた。俺ポアされんの?」「かつて日本人の9割を虐殺しようとした宗教団体の宣伝マンです」「上祐さんのページ文面読んでるだけで気持ちが落ち着くぜ」「洗脳されるなよ」「マイミクになった後、何度かメッセ送ったら上祐から返信きてた。すごくいい人っぽい」
それにしても、上祐前代表が新団体設立を発表した時、
「公安調査庁は8日、新団体について、『依然として松本死刑囚の影響下にあるのではないか』とし、引き続き観察処分を実施する方針を示した」(朝日新聞07年3月9日付け)ということだったはず。mixi内でのこんな上祐前代表の行動について、J-CASTニュースが公安調査庁に取材したところ、
「(上祐前代表が)mixi内で日記を公開しているのは周知しているが、これに関して話ができる立場には無い」との答えだった。これは上祐前代表にmixiを続けさせる、止めさせるなどの「法律を持っていない」からだそうだ。
ミクシィ広報はこの件についてJ-CASTニュースに対し、
「個別のユーザー様に対するお問い合わせに関しましては、差し控えさせていただきたく存じます」
としかコメントしなかった。