「公共の場なのに『自分の場』と思う人が増えた」
毎日新聞の07年2月17日付けの地方版には、「津軽鉄道」のストーブ列車の話題が載った。最近は、そのストーブで、肉や魚を焼く人がいるのだという。
日本民営鉄道協会の広報担当者は、自身の体験でも、電車やホームで口論したり殴りあったりするなど乗客が「キレる」のを見ることが多くなったという。J-CASTニュースの取材に対し、
「公共の場なのに『自分の場』と思う、自分がよければいいという人が増えたからではないでしょうか。混雑している車内で携帯やゲームを平気でやったりしている。そしてケンカするのは自己主張が強い人なのかもしれません」
と話した。
もっと電車内でのトラブルについて東京メトロ、JR東日本の広報にJ-CASTニュースが取材したところ、両社ともに「トラブルの増減に関するデータはない」という。「ケンカが起きても(駅員が止めに入る前に)回りの乗客が静止するか、逃げていく場合があるため、件数の集計は難しい」(JR東日本広報)からだ。