現在、私は一文無しだ。もちろん、仮想3次元世界「セカンドライフ(Second Life)」のなかのことである。もう、マスコミで報じられているような色々な名所にも行ったし、そろそろ買い物でもしてみたい。でも、どうやったらお金を稼ぐことができるのだろうか。億万長者にはなれないのだろうか。
記者がセカンドライフをPCにインストールしてからはや2ヶ月ほど。J-CASTニュースでもこれまで紹介した通り、日産、トヨタの島(SIM)や日本人ユーザーが多く集う「NAGAYA」にも行った。最近設立されたブックオフやミクシィ(mixi)の支社にも行ってみたし、開設されたばかりのマツダ(仮想)店舗に行って、コンセプトカーを乗り回しもした。しかし、ちょっとだけセカンドライフ内の仮想通貨「リンデン・ドル」があればもっと楽しめそうなのだが…。
ひたすら踊ってお金をゲット
ダンスホールでひたすら踊って小銭稼ぎ
有料会員としてアカウントを作成すると、初期ボーナスでリンデンドル(おカネ)をもらえることができるが、私のアバターは無料会員。どうすれば、おカネを稼ぐことができるのか。
「Money Tree(マネー・ツリー)」という「お金のなる木」がセカンドライフ内にあるみたいなので、早速検索して「マネー・ツリー」に到着した。その木を触ってお金を手に入れようとするが「あなたは登録して30日以上経過しているためお金を得ることができません。ソーリー」と表示され早速失敗。初心者用ということらしいのだが、もちろん記者も初心者だ。腑に落ちないが仕方ない。
そこで、「ダンスホールで踊ればお金がもらえる」という情報を元に、セカンドライフ内のダンスホールを探して回った。なるほど、そこでは数多くの人が踊っているが、その人たちの足元には「10分あたり2リンデン・ドル」などと表示された「Dance Pad(ダンスパッド)」があるではないか。しかし、これがなかなか「空き」がない。数々のダンスホールを訪ね歩きやっと見つけた「ダンスパッド」で、記者のアバター(自分の分身)にダンスホールに通いつめて踊ってもらい、30リンデンドルほどゲット。そのほかにも、「champ」という、ただ座っているだけで数十分ごとに数リンデンドルもらえるといった仕組みも一部である。ただ、いずれももらえるリンデンドルは小額。記者もスーツを購入しようとしたのだが、お目当てのスーツは250リンデンドルもして、とても手を出すことはできなかった。一文無しのアバターはひたすらダンス、しかないのだろうか…。