2規格対応の次世代DVD 「共用機」開発急ピッチ

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韓国LG電子が世界初の両規格対応機を米国で発売

   一方、韓国のLG電子は2月、世界初の両規格対応の再生専用機を米国で発売すると発表した。ただ情報読み取りレンズを二つ(2規格分)搭載するとみられ、想定価格は1,199ドル(約14万円)と割高だ。これではBD、HD対応の再生機の廉価版を2台買ったほうが安い。

   一方、各規格を主導するメーカーは、共用機実現を目指す動きには冷ややかだ。ソニーは「BDがベストな規格で、国内の年末商戦でも優位だった。 現状で共用機を出す必要性はない」。東芝も「そもそもBD陣営の規格団体に参加しておらず、BD対応は考えていない。規格争いに勝ち、業界標準を目指す」とする。双方ともあくまで譲らない構えだが、「共用機」の普及で、ビデオの「VHS」と「β」のように、次世代ディスクの規格争いは簡単に白黒がつきそうもない。

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