mixiは出会い系になったのか? レイプ未遂で曝された現実

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   「mixi」(ミクシィ)で知り合った女性を自宅マンションに連れ込み、暴行しようとした慶応義塾大学の男子学生が2007年3月1日に逮捕された。ミクシィは「オフ」も盛んだが、本来は情報交換の場だったはず。しかし、ミクシィのコミュにも「セフレ募集のメールが来た」「『いきなりリア友OKな女子』なんてページもある」といった苦情カキコミも多く、ミクシィも危険な「出会い系サイト」化の兆しが見える。

   神奈川県警と報道によると、この事件は、慶応大学法学部の男性容疑者が、被害者の女子大生とミクシィで知り合い、メールを交換するうちに意気投合。07年1月7日に食事に行くことになった。そして同日午後7時30分頃に容疑者が自宅マンションに連れ込み、暴行しようとした。暴行は未遂に終わったが、女子大生は容疑者を告訴、神奈川県警は07年3月1日午後6時20分に逮捕した。

リアルな出会いを求めるコミュが続々

本来は「出会い系」などではないはずなのだが…
本来は「出会い系」などではないはずなのだが…

   神奈川県警はJ-CASTニュースの取材に対し、

「サイトを通じて知り合い、犯罪に巻き込まれるケースが多い。インターネット(仮想世界)を現実と思い信用してしまうわけだが、相手の顔もわからないのに会ってしまう危険性に(利用者は)もっと注意を払うべきだ」

と話した。

   ミクシィの目的は本来、情報コミュニケーションの場であり「出会い系」などではない。しかし、06年あたりからリアルな出会いを求めるコミュが沢山できている。
   「2ちゃんねる」では今回のレイプ未遂のニュースのスレッドが立ち、

「いつかこういう事件がおきると思ってた」
「友達がmixiで知り合った女とやったとか自慢してるの聞いたことあるけど」
「mixiは出会い目的にしか使えないサイトになったな」
「一度ネカマで登録してみ。 写真適当にうpるだけで(別に普通の顔なら可愛くなくてもいい)男が群がってくるから」

というカキコミが並んでいる。

信頼関係を築いた上で、セックスもする

   それを裏付けるようにミクシィには「出会い系」と思えるコミュが多く存在している。例えば「[mixiで運命の出会い!?] トピック」。そこの募集欄には、

   「いきなりリア友OKな女子♡リアルに友達探ししてる女子の方!!TOPの手順に従って自己紹介お願いします!!」などと書いている。
   「都合のいい関係 ─ bian only ─」コミュというのもあり、このコミュの説明には、

「友人として信頼関係を築いた上で、セックスもする。だからといって『恋人』ではない。・・・そんな所謂『都合のいい関係』を築きたい、または築いているビアン&バイの為のコミュ」

   と書かれている。また、「★せっくすサークル★」というのもあり、「セックスを神聖なるスポーツと置き換えれる方のみが入れます」「1回きりで終わった場合、やり逃げだと思わないで下さい。なんらかのスポーツでも、1回で負けて以降、あそことは試合がした事がない。そういう事もあるでしょうし。※中出しは絶対してはいけません」
   ここには現在12人が登録している。

   事実上「出会い系」の機能を持ってしまったミクシィだが、「mixiでの出会い系はお断り!!」といったコミュもできている。本来の姿に戻ってほしいという、というわけで、こんなカキコミがある。

「私なんかでも出会い系目的の方がきます。ホント止めてほしぃです…趣味が合う人と語りあったりしたぃだけなんですけど会いたぃとか言ゎれても困るとぃうか迷惑デス。。。」
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