老舗「週刊ゴング廃刊」 社員もビックリのガセネタ?

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日スポの発表のような「告知」がネット上に出回る

   今回急に「廃刊」が騒がれた原因について、あるサイトに掲載された「告知」ではないか、と日スポはいう。それは格闘技専門の電子書籍サービス「ファイト!ミルホンネット」に07年2月28日に掲載された「記事」だ。そこにはあたかも日スポ発表文のようにこう書かれている。

「先日、代表取締役社長の前田大作容疑者がコンピューター関連機器会社『アドテックス』(東京都港区)の民事再生法違反事件で逮捕された日本スポーツ出版社は、27日までに『週刊ゴング』の廃刊を決定、編集部員全員を解雇すると通告しました。40年の歴史を持つプロレス専門誌『ゴング』は来週発売号をもってピリオドを打つことになりました」

   もちろん、こんな文章は同社のサイトには載っていない。

日スポ側はこう推測する。

「社内の見解では、イタズラか、もしくは、社内にそうなればいい(廃刊になればいい)と思っている人がいて、意図的に出したのだろうと…」

   プロレス人気の低迷と、経営難で、以前から休刊、廃刊の噂があった。ただ、プロレス界、そして同社の看板雑誌が、「来週廃刊」をそんなに急に決められるものなのだろうか。

   先の夕刊フジには、「ゴング」の杉本貴公統括マネージャーのコメントも掲載されている。

「そういう話が広まりつつあることは知っています。ただ私の立場では、今は止めるとも止めないとも、なんともいえません。来週発売するゴングの誌上で、なんらかの話を載せることになります」
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