「思い違いがあったようだが、抗議する気はありません」
一方で細木流に反論するブログもある。
「柏手は元々貴い方をお出迎えする時の最高の敬礼作法から生じたらしぃですので。細木数子の言うことを実行すると結果的に神様に不敬を働いてしまうと思います」
「細木さん、あの作法、『ズバリ間違ってますわよ』って内容でした」
「でたらめもいいところ。神社をばかにすんな!しかしメディアがしたたかなのは、最後にちゃんと『一部の神社では参拝の仕方が違う場合があります』ってテロップ出すんです。批判対策に」
「神社本庁」には細木さんの「指南」に対して全国の社総代、氏子から苦情が寄せられている。日本の神社では例外無く、男女共に拍手をするというのが習わしだからだ。 「神社本庁」はJ-CASTニュースの取材に対し、
「間違った参拝作法をテレビで公言している。(細木さんサイドに)指導してほしい、という苦情がかなりきています」
と打ち明ける。やはり、音を立てない拍手は“忍び手”で、葬儀の際の作法。男女共に「二礼、二拍手」なのだという。
しかし、不思議なことに、苦情が多いにも関わらず、細木さんへの「指導」には及び腰なのだ。神社本庁は、
「 (細木さんに対し) 特に今後何をするとかはありません。あの方の独自の理論なのでしょうし、人の信じていることを否定はできません」
という。
先の「氷川神社」でも、
「誰(細木さん)でも思い違いがあり、誤解されたようだ。私どもは抗議する気はありませんし、参拝に来られた方が望めば、正しいやり方を教えていくということです」
「参拝作法が間違い」との指摘に細木さんは何と答えるのか。J-CASTニュースは何度も「細木数子事務所」に連絡を取ったが、「担当者が不在で答えられない。いつ帰ってくるかわからない」
を繰り返すだけだった。