電子辞書持ち込み禁止「議会のオキテ」に東知事??

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   宮崎県東国原知事は県議会の代表質問を終えた2007年2月22日に、自身のブログに「議会は不思議なことが沢山ある」と書き込んだ。「議会」は「新鮮」としながらも、何事にも慣例、慣例なのには戸惑っている様子だ。

「持ち込み可にするかは、現在検討中です」

ブログで知事は、議会中に居眠りする議員や記者を放映してみては? とチクリ
ブログで知事は、議会中に居眠りする議員や記者を放映してみては? とチクリ

   07年2月22日のブログ「そのまんま日記」には、

「議場に電子辞書を持ち込んではいけないらしい。全ての電子機器を持ち込んではいけないのだそうだ。機内じゃないんだから(笑)」

   これについて宮崎県議会議事課にたずねると、議論に集中すべきという観点から、議場に電子機器は持ち込まないという共通認識はあるとしながらも、

「答弁で意味を確認する際に必要とされる機器(電子辞書など)については現在検討中です」

   という。ただし、

「ゲーム機能付電子辞書もあるし、パソコンも含め、議会中に不必要なことをしないという防御線の線引きがなかなか難しい」

   とJ-CASTニュースに答えた。「持ち込み禁止にしなければ、議員さんたちは審議そっちのけでゲームに熱中する」と言っているように聞こえる。

県政を議論するのは「税金の無駄遣い」??

   21日の議会で、代表質問に対する知事の答弁が長くなり、「税金の無駄遣い」と指摘した議員がいたことに対し、

「これに至っては、まったく意味がわからない」

   と知事はブログで語調を強め、大切な県政のことには何時間議論してもいいだろうと主張した。
    宮崎県議会では、議会の進行をスムーズにするため、代表・一般とも質問者には制限時間が設けられている。だが、執行部(知事)の答弁について同議事課にたずねると、

「質問者と『概ね同じくらい』の時間を想定していますが、制限はありません」

   という。
    知事の答弁を「長い」と言った議会運営委員会や、「税金の無駄遣い」と指摘した議員、さらに居眠りを続ける議員は「慣例」を示しただけなのだろうが、知事にとっては「驚き」の連続だったようだ。

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