オーマイニュース、元木昌彦氏が編集長「代理」に就任

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   市民記者によるニュースサイト「オーマイニュース」は2007年2月20日、編集長代理に、「ヘアヌード」の生みの親として知られ、「フライデー」「週刊現代」などの編集長を歴任した元木昌彦氏を迎えるなど、編集体制を強化した、と発表した。

   オーマイニュースをめぐっては、1月11日にニュースサイト「JANJAN」が、鳥越俊太郎編集長の「解任説」を報じて以来、オーマイニュース側は一貫して関連報道を「誤報」「事実無根」と否定し続けてきた。

元木氏が実質的な編集長の役割?

   07年2月19日には、JANJANの記事を書いた記者が鳥越氏を取材した時の音声とされるファイルが、フリージャーナリスト・寺澤有さんのブログに公表され、以下のように辞任の意志を明らかにしている。

「ボクは、いちおうね、辞任の申し出はしてたのよ。だから、元木さんを紹介して、元木さんが、もしあれだったら、いつでも、あの、交代してもいいですよ、っていう話はしてたよ」

   鳥越氏を編集長に留任させた上で、元木氏が編集長「代理」として、実質的な編集長の役割を担うものと見られる。オーマイニュースはJ-CASTニュースの取材に対しても、鳥越編集長の辞任の申し出を確認したとしており、

「弊社としては鳥越編集長が体調の問題により将来的に編集長の職を辞する考えを持っているという認識です」

   と、今回の人事が、元木氏の編集長就任を視野に入れていることを示唆した。
   元木氏は週刊朝日07年3月2日号(首都圏では2月20日発売)で、

「昨年末、鳥越さんから『自分でやるのはきつい』と電話で打診がありましてね。鳥越さんは(一昨年秋に直腸がんの手術をしてから)体力的、気力的に落ちてらっしゃる。自分は、めでたく定年したばかりだったし。タイミングですね」

と、就任の経緯を語っている。

   また、市民メディア「PJニュース」編集長を務める小田光康氏が、「市民記者トレーニングセンター長」に就任した。

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