Jリーグの大分トリニータのユニホームの胸にあったスポンサー企業「マルハン」の広告が、2007年シーズンから消えることになった。これに対して、同チームサポーターが、「胸広告」を復活させてほしいと署名活動を行っている。胸広告を出すことをサポーター側が要求するのは異例中の異例だ。
マルハンはパチンコ店などを経営しているが、Jリーグはパチンコ企業などの広告を自粛する方針を打ち出している。大分トリニータによると、06年シーズンまでは、同チームの経営難の中でマルハンが主力スポンサーに名乗りを上げたということもあり、Jリーグ側が特例として許可していた。同チームは07年シーズンもJリーグに胸広告の継続を要請したが、許可されなかった。このため、07年1月31日付で胸スポンサー契約を打ち切らざるをえなかった。マルハンのスポンサー契約自体は07年シーズンも継続する。
同チームの後援会は、J-CASTニュースの取材に対し、「マルハンは経営危機を救ってくれた『救世主』のような存在。その恩義があるため、胸に広告を出さないで、お金だけ支援してくれというのはあんまりだということになった。スポンサーをこれからも続けて欲しいというサポーターの思いです」と語った。07年7月末までに40万人の署名を集めて、08年シーズンからマルハンの胸スポンサー復活を許可するようJリーグに要請する方針だ。1月12日に行われた、同チームのプレシーズンマッチでは1日で2,200の署名が寄せられたという。
大分トリニータファン 署名で「胸広告復活を」
2007.02.15 15:33
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