携帯電話のサイトにわいせつ画像を放置していたとして、兵庫県警生活安全企画課などが2007年1月下旬にサイト運営者を児童買春・ポルノ禁止法違反ほう助の疑いで逮捕していた。さらに、自身のわいせつ画像を投稿していた14歳~23歳の男女6名も書類送検した。なぜ若者は自分のわいせつ画像をさらしたのか。
逮捕されたのは、携帯サイト「セクシー☆写メール」(現在では閉鎖)の運営者である愛知県の広瀬裕子容疑者。県警によると、広瀬容疑者は06年2月にこのサイトを開設。06年6月~7月にかけてサイトにわいせつ画像が掲載されていたにもかかわらず、放置していた。一方、14歳~23歳の男女6人も、携帯電話で自分の裸を撮影したわいせつ画像を投稿したとして書類送検された。
「ランク付けがあり、コメントがもらえるのが面白かった」
「セクシー☆写メール」と題された携帯サイト。少女はなぜわいせつ画像を投稿するのか
県警の調べでは、広瀬容疑者はこのサイトの開設以前に、音楽配信サイトを開設しており、「アクセス件数が上がらなかったため、(「セクシー☆写メール」を開設してリンクを張り)自分のHP(音楽配信サイト)の広告収入を上げたかった」などと供述しているという。
そして、一方の画像を投稿していた男女6人だが、1人は23歳の男性、残る5名が19歳以下の女性。意外なことに、住んでいる地域はバラバラで、6人はまったく無関係の他人だった。それではなぜ自分のわいせつ画像を投稿していたのだろうか。兵庫県警生活安全企画課はJ-CASTニュースの取材に対し、
「興味本位でやっていたみたいです。このサイトには画像のランク付けがあって、コメントがもらえるシステムになっていた。それが面白かったみたいですよ」
と答えた。
6人中、女性1人は裸体を写すなどし、残る女性4名、男性1名が自身の局部の画像を投稿していたが、どうやら単なる自己満足のためにわいせつ画像の投稿を行っていたようだ。