副知事の人選問題であんなに怒る必要ある?
当初は豪華な知事公舎には入居しないと公言したが、気が変わったようで、入居を考えるようになった理由を、先の会見でも、
「普通のマンションに住んでいると報道陣の方がいっぱい来られまして、他の住民の人たちに非常に迷惑がかかっている。ピンポンして逃げていく人もいる」
と、マスコミのせいにしている。
東国原知事初の定例記者会見の模様は、各局の朝のワイドショーで取り上げられた。
2月6日に放送されたテレビ朝日系の「スーパーモーニング」では、弁護士の紀藤正樹さんが、記者の人たちを味方に付けるくらいの度量がなくてはいけない、とし、
「県政にとって(副知事の人選は)最も重要な問題の一つ。それについて、あんなに怒る必要ないですよね」
鳥越俊太郎さんはそれに続けて、
「知事になった以上、メディアはしつこく聞きます。色んなことを。あれくらいのことで感情的になるなら、これから務まらないなと。もうちょっと、軽くいなしていく術を身に付けないと」
と苦言を呈した。
一方、宮崎県では、東国原知事の就任から07年1月29日までの1週間で、テレビ出演が182本あり、CM広告費に換算した場合、経済波及効果が約165億円になると、知事のテレビ出演効果を発表している。