「小泉前政権の間に地域間格差が開いた」
そんな中、毎日新聞は07年2月4日、1面トップに「地域間の所得格差『小泉政権下で拡大』実証」という見出しの記事を掲載した。99年~04年の全国市区町村の平均所得について、格差の度合いを示す「ジニ係数」を年ごとに割り出したところ、02年を境にその値が上昇した、というもの。この「ジニ係数」は、所得の不平等感を0~1の間の数値で表すもので、1に近づくほど格差が開いた状態、とされる。同新聞の調査によると、平均所得の最高値と最大値の差が3.40倍から4.49倍に拡大したとし、「小泉純一郎前政権の間に地域間格差が開いたことを示した」としている。
それ以外にも、安倍政権に不利な材料は増えるばかりだ。
共同通信社が2月3日~4日に行った全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は40.3%で、不支持率は44.1%。初めて不支持率が支持率を上回った。