「健康や食を面白おかしく娯楽のネタにするな!」
また、群馬大学教育学部教授で「フードファディズム(特定の食品を健康だとする流行を追う現象)」という言葉を日本に初めて紹介したことで知られる高橋久仁子氏も、
「食べ物で痩せるというのは、むしろ毒があると思った方がいいですよ。だって、食物は栄養補給・エネルギー摂取のために一定量必要なものなんですから」
と指摘する。
また、高橋教授は次のように指摘する。
「元気になるとか、若返るとかいった効果が、ある特定の食材にあるという話はありえないことです。食べ物は運動する際の栄養補給をするというものなんですから、そんなうまい話があるわけではないですよ」
さらに、J-CASTニュースが「健康番組は信用できるのか」との質問したところ、
「健康情報『娯楽』番組のことですね。こういった健康を面白おかしく伝える『娯楽』番組には必ず誇張がありますよ。それは、健康に『良い』という番組にも、『悪い』という番組にも共通するものです。すべての番組がウソとは言いませんが、かなりひどいですよ。私に言わせれば、健康についての”食”を娯楽のネタにするな、と言いたい」
と答えた。同教授は、某人気番組も「あるある」と同様に「ひどい」と指摘している。