視力矯正手術の費用は日本の半分以下
腎機能や肝機能などを検査し、心電図や眼科検診は含まれていない最もお手軽なコースは、2,600バーツ(約8,750円)から。日本での人間ドックは1日コースで4万円近くかかることからすると、検査項目の少なさを考慮したとしても、かなりのお得感だ。ちなみに、心電図や超音波検査、肝炎ウイルス、腫瘍マーカーの検査を含んだ一番高価なコースは、男性で13,000バーツ(43,800円)だ。
同病院では、日本語を含む5カ国語対応のウェブサイトを開設しており、先述の「健康診断パッケージ」以外にも、「産科パッケージ」「眼科パッケージ(視力矯正手術/LASIK)」などが詳しく紹介されている。それによると、日本では両眼で50万円前後かかるとされるLASIKの手術費用が、同病院では両眼で60,000バーツ(約20万2,000円)だ。同病院では、「健康診断パッケージ」の次にLASIK手術は人気なのだという。
加えて、同ウェブサイトでは、希望する医師を指名した上で、予約を申し込むことができるようになっており、治療や検査の申し込みをする上でのハードルを低くする工夫もされている(もちろん、ウェブサイト上では医師を検索することができ、どの医師が何科が専門で、何語が話せるかも事前に調べられるようになっている)。
医療も「サービスとコストパフォーマンス」で選ばれる、国際競争の時代が近づいてきている。