「客に逃げられる」でなくて、経営者が単にケチなだけ?
上江洲店長は不在が多かったようで、他に2人のスタッフがいるが、業務は佐々木容疑者1人に頼り切った態勢だったようなのだ。結局は、「客に逃げられる」という発想も、ケチで、人を信じない上江洲店長の性格に関係しているのかもしれない。
「フライデー」は07年2月9日号で、カラオケ店と同じ場所で「釣具店」を経営していた上江洲店長を知る人物のコメントを載せている。釣り餌を買いに行った時、
「『ウチは予約制ですねん』と言ってすぐに売ってくれない。しかもキャンセルしたらキャンセル料を払えとふざけたことを言う。すぐ潰れたけど、あたり前です」
その上江洲店長の自宅は、宝塚市内の高級住宅地にある、ひと際壮大な豪邸なのだという。そんな豪邸に住みながら、カラオケ店には、安全対策にすらカネを掛けていない。同誌は、
「利に走り、一切の防災設備もないまま、店の経営を続けていた上江洲店長の責任は重大だ。若者の命を奪ったのは炎ではない。無責任な大人たちである」
と結んでいる。