夕刊フジが「2ちゃんねる停止」と報道した問題で、複数メディアがその可能性が少ないと報じた。このため、2ちゃんねるではありえないことを知っていて書いた「釣り」ではないかとの憶測が広がっている。一方、15日に予定されていた2ちゃんねるの管理人「ひろゆき」こと西村博之さんのインタビュー映像の配信が突然延期になるなど、この問題を巡る状況はまだ混沌としている。
2007年1月12日に夕刊フジが西村博之さんの2ちゃんねるのドメインを含む全財産の仮差し押さえの請求が東京地裁になされたことを報じたことから、2ちゃんねるではスレッドが乱立。スレッドが120を超える騒動にまで発展した。
「壮大な釣りだったってことかい?」といったカキコミが
2ちゃんねる「差押物件」の表示はまだ消えず…
しかし、J-CASTニュースが2007年1月15日に「『2ちゃんねる』閉鎖 これはギャグなのか」で報じた通り、2ちゃんねるのドメインがこの請求で差し押さえられる可能性は現実的には極めて低いとの見方が有力で、当の2ちゃんねるでも単なる「釣り」だったのでは、といった見方が少なくない。
「閉鎖しないということは壮大な釣りだったってことかい?」
「二度と夕刊フジは買わない」
「夕刊フジって自分でエサ撒いて自分で釣られてるよな…アホ過ぎて気の毒になっちゃう」
「数年に一度『2chの存在を見直せ』っていう閉鎖騒動だな」
「閉鎖されるわけねぇまぁ面白い祭りだったね」
「差し押えなんてどうせガセネタだろ。確定ならもう閉鎖してるはず。ガセだよ!心配すんな」
「釣りでしょ?常識的に考えて…」
といった、夕刊フジや今回の騒動について冷めた見方も2ちゃんねるでは少なくない。
ただ、一方で
「ひろゆきはこの祭りに便乗して2ちゃんを辞めるつもりなのかな…」
といったカキコミも依然として多く見られる。
「閉鎖しないで」が大量に投稿される
というのも、2ちゃんねるでは、ひろゆきさんとみられる人物が「マジで。終了します」と書き込んだことや、この「閉鎖騒動」に合わせるようにひろゆきさんの独占インタビューの配信が15日に予定されていたからだ。
そしてインタビューを配信するニワンゴは2007年1月15日に突然インタビュー延期を発表。2ちゃんねるでは「ついにひろゆきのPCが差し押さえられたか」といった憶測まで呼んだ。
しかし、ニワンゴは
「本日、ひろゆき氏所有のパソコンが壊れていることが判明。残念ながらインタビュー実施には至りませんでした。『明日にはパソコンも復旧し、インタビューを受けられそうな予感ですー』と、ご本人からのコメントもあり、真相究明まではもう少し時間がかかるみたいです。インタビューの内容が入手でき次第、速報配信する予定です」
としている。
また、ニワンゴはインタビュー配信と同時にひろゆきさんへの質問を募集。「何で掲示板を閉鎖するのですか?」「閉鎖しないでください!」「2ちゃん閉鎖なんて釣りだよね???」といった「質問」が大量に投稿されている。