各社が次々と「スマートフォン」発売 PC並み新型携帯電話端末

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個人情報保護法も追い風に

   国内でスマートフォンの普及が遅れたのは、ドコモのiモードなど通信会社独自のネットサービスが先行普及し、メールや情報サイトの閲覧ができたためだ。ただし、これらは閲覧可能なサイトが限られ、添付ファイルも読めないなど、ビジネス利用には不向きな点が多かった。
   個人情報保護法の施行で、紛失による顧客情報流出の恐れから業務用PCの持ち出しを禁止する企業が増えたのも、スマートフォンの普及を促す背景になった。発売された各機種は、紛失した場合に利用者自身がネット経由で端末内の情報を消去できるなどの漏えい防止機能を備えている。
   国内の携帯電話契約回線はすでに9,400万件を超えて、個人加入者の増加は頭打ちの傾向がはっきりしてきた。通信各社はスマートフォンで法人を中心に新たな市場開拓をもくろんでいる。

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