「使えないハード」との酷評はいまや定説
実際、多くの家電量販店では「Wiiは品切れだが、PS3の在庫はまだある」という状況はどこも同じで、ネット上では「欲しいソフトがないのにわざわざ本体だけ買う馬鹿は居ないだろ」などと「酷評」されていているほか、「ここでもまだ在庫があった」といった報告までなされている。
2007年1月3日付けフジサンケイビジネスアイに掲載されたインタビューのなかで、任天堂の岩田聡社長は、
「私たちが戦っているのは『PS3』のような機械ではありません。ゲームに興味がない人たちに、興味を持ってもらうには何が必要かを考えて『Wii』を作ってきました」
と事実上「PS3は眼中にない」とするコメントをしている。さらに、同紙の「PS3は最先端のテクノロジーがウリ」との指摘には、
「今あるゲーム機の10倍パワーを持ったゲーム機が登場したとして、それを自分は認知できても、家族は使いこなせるでしょうか。違いの分かる人だけを相手にするのは危険です」
と断じられている。
こうした「使えないハード」といった酷評はもはや定説となっている模様で、ネット通販のアマゾンでも(もちろん在庫はあるのだが)、本来購買意欲を促すはずのレビューでも評価は軒並み低く、むしろ「買わないほうがいい」と言った意見が多い。
「名前だけが有名で実力が全くない、読売ジャイアンツや清原、桑田と同じ」
こんな評まで出ている有様だ。