財政危機宣言めぐる熱海市長VS市議会 「場外戦」は市長が圧倒的に有利

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「このまま放っておけば、熱海市全体が沈没する」

   熱海市は、ここ10年で病院誘致や花の博覧会などで100億円以上の赤字を生んだ。さらに、前市長時代には40億円の予算をつぎこんだ市庁舎建設計画が進んでおり、これに齋藤市長はストップをかけ、建設の1年延期と規模縮小を表明した。

   「週刊文春」では評論家の猪瀬直樹氏がこう発言している。

「このまま放っておけば、借金苦で熱海市全体が沈没する」
「10年前に132億円あった基金(積立金)もほぼ使い果たして、19億円しか残高がない。にもかかわらず危機感がなかった」
「夕張市とは違って、むしろ外見は豊かそうにみえる熱海市のようなところで放漫経営による危機が、黒い影のようにひたひたと忍び寄っている」

   2ちゃんねるでも

「熱海は首都圏に近い温泉と言うブランドに甘えて何も努力をして来なかったツケが来ている」

   といった厳しい見方がほとんどだ。

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