本音が言える小規模SNSが出てきそうだ
A: 炎上が「ミクシィ問題」になってきた部分も大きいよね。
B: そうですよ。本来はお互いに仲良くすべき場所が、人をたたき合う場所になってしまった。これは、大きな転換点ですよね。プライベートなことをブログなりに書くとき、「それが全世界から見られている」ということを意識していない人がほとんど。きわどいことを書くときは、例えばミクシィで言えば「友人まで公開」の設定にするなど、自衛策を講じないといけない。
A: ミクシィは仲間うちで温かいところ、という認識があったから、脇が甘くなったのかもしれない。簡単に言うと、「ネットは安全な世界ではない」、ということ。今後はどうなるんだろうね?
D: 「いくら下らないことを言っても許される」といった、閉鎖的な空間がたくさん出現することになるのでは。小規模SNS、と言っても良いかもしれない。
B: 多分、2分化されるんでしょうね。表向きのことしか言えない大規模SNSと、本音が言える小規模SNS。
A: そうすると、SNSは細分化していくしかない、ってことだよね。
C: 確かに、そういう動きはありますよね。「創価学会SNS」や「慶應SNS」とか。ただ、小規模SNSの場合、運営費をどこから捻出するかが問題になりそうですね。
A: ところで、「炎上記者」という名前も誕生したそうじゃないか(苦笑)。
B: ウチの記者のことでしょう。J-CASTニュースがブログを炎上させているんじゃないか、という「J-CASTニュース放火魔説」もありますよね。放火まではしていないが、火に油を注いでいる、という面はありそう。
A: 報じたことが結果として、意図とは違う面で拡大していく。メディアは、みんなそういう性質を持っているものです。難しいね。