仮想世界セカンドライフ 日本上陸で業界騒然

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「トヨタ」「日産」「デル」などなど有名企業が土地を所有

   今度は企業名で土地を検索してみると、「トヨタ」「日産」「デル」などなど数々の有名企業が土地を所有していることが分かる。
   日産の土地では、北米日産自動車が発売する「セントラ」の巨大自動販売機があり、番号を入力すると缶ジュースのようにクルマが出てくる。トヨタの土地では、実際にクルマの試乗ができる。さらに、米タイム紙などの報道によると、デルとIBMが記者会見を「セカンドライフ」で開いたというのだから、もはやゲームを超えた企業戦略の場に成長しつつあるのだ。

   セカンドライフでは「リンデン・ドル」と呼ばれるゲーム通貨が流通しており、このゲーム通貨で仮想の商品を購入できるほか、現実世界と同じように、労働やカジノでこのゲーム通貨を増やすことができる。2006年12月26日付け日経新聞によれば、低価格で購入した土地を魅力的な街にして貸し出し、セカンドライフ内で億万長者になった者もいるのだという。一方で、登録者が増加したことで土地の値上がりが続き、いまでは(現実世界の通貨で)数十万円相当になってきているという。

   仮想世界ならではのトラブルもある。PCの環境によっては、チャットが途中からできなくなり、突然無言になるアバターがいたり、宅配便を取りに行って会話が途絶えたりする。実際に体験した記者は、何かの拍子に(仮想の)ズボンを脱いでしまい、パンツ一枚で街を歩いていた。あるアバターに「寒そうだから、風邪をひかないでね」と言われて気づいたのだが、記者は徹夜気味でセカンドライフに熱中してしまい、本当に風邪気味になってしまった。

   2007年にはセカンドライフの日本語版が登場する。日本でも、「セカンドライフ中毒」になる人が増えそうだ。

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