フリーライターの烏賀陽弘道さんを名誉毀損で訴えているオリコンの小池恒社長は2006年12月21日、謝罪があれば告訴を取り下げるとの声明をオリコンホームページ上に出した。この提訴は、烏賀陽さんが月刊誌「サイゾー」(06年3月発売号)の、オリコンランキングの信憑性についての記事中で、「オリコンは調査方法をほとんど明らかにしていない」「オリコンは予約枚数をもカウントしている」とコメントしたことについて、「事実誤認であり誹謗中傷にあたる」とし、5,000万円の支払いを求めたもの。 小池社長の声明文には、「我々の真意はお金ではありません。個人攻撃でもありません。烏賀陽氏に『明らかな事実誤認に基づく誹謗中傷』があったことを認めてもらい、その部分についてのみ謝罪をして頂きたいだけです。その際には、提訴をすぐに取り下げます。今後、烏賀陽氏から、ネガティブなご意見やご批評を頂いても弊社は甘受します。烏賀陽氏に限らずこれは全てのメディアに対しても同じ姿勢です」などと書かれている。