視聴率低迷、スタジアムにも空席が目立つ
しかし、オシム監督が日本代表監督に就任してからは、人気という点では低迷を続けている。06年10月14日付朝日新聞は次のように報じている。
「(10月)11日に敵地で行われたアジアカップ予選のインド戦。ビデオリサーチによると、テレビの平均視聴率は関東地区で12.3%。4日ガーナ戦(日産スタジアム)も12.5%にとどまった」「(スタジアムにも空席が目立つことについて)『一般のファンが知らない選手もいて、やむを得ない』と、日本協会の川淵会長は言う。ジーコ前監督の就任初戦は26.9%、2戦目は20.9%だった。いずれも海外勢が招集され、中田英(元ボルトン)、中村俊(セルティック)らへの期待感も高かった」
オシム監督は長期的なチーム作りのために若手を次々に招集。皮肉なことに、そうした手法が大きな人気低迷を招いており、マスコミが注目するのは「オシム語録」だけ、というのが実情だ。
こうした事情が影響しているのか、ネット上ではオシム監督に批判的なカキコミが目立つ。今回の「オシムの言葉」についても、ネット上の掲示板2ちゃんねるではこんな具合に監督を揶揄するカキコミが並ぶ。
「スペクタルな見せ物と捉えているチームが欧州では優勝したわけだ」「オシムのサッカーとやらも期待外れだしとっとと首にしていいんじゃまいかw」「日本代表がどんだけ走ってもバルサには勝てんよ」「オシムのつまらんサッカーより(バルセロナの方が)マシ」「走れば良いだけなら陸上選手でも呼べばいいじゃん」「走ったから勝ったって、オシムはバカか?自説を有利にするための理由付けはいらんよ」