フィギアスケートのグランプリファイナルで、高橋大輔、浅田真央、安藤美姫、村主章枝ら日本勢のほとんどが似たような体調不良を訴えていた。一部のスポーツ紙が「ノロウイルス説」を報じたほか、2006年12月17日からはネット上で「陰謀説」までもが囁かれている。
ロシア・サンクトペテルブルクで行われたグランプリファイナルでは、ショートプログラム(SP)で1位だった浅田真央が2度も転倒して結局2位。SPで2位だった安藤美姫もジャンプミスを重ねて6人中5位に終わった。気になるのはその原因だが、どうも「プレッシャー」というものではなさそうなのだ。
症状はノロウイルスとそっくり?
相次ぐ「体調不良」に2ちゃんねるでも「陰謀説」のカキコミが
安藤美姫は試合後、
「お昼ぐらいから体調が良くなくて、こっち来て良くなるかなと思ったんですけど、力が入らなかった」
と明かした。また、明らかにヘロヘロになって滑り、男子シングルで2位だった高橋大輔も、
「途中で気持ち悪くなっちゃって、ちょっとやめようかと思った」「2日ぐらい前から調子悪くて。風邪とは思いたくなかったんで、あんまり風邪とは言わなかったんですけど、今日の朝の練習の後気持ち悪くて、途中で気持ち悪くなって」
と体調不良を試合後に明かした。また、浅田真央、村主章枝についても「体調不良」が報じられており、揃いも揃って「体調不良」続出。何だか変なのだ。 06年12月19日付け日刊ゲンダイは、
「現地の報道陣の間では『ホテルで日本選手は悪いものでも食べさせられたんじゃないか』の見方がしきり。ついには『ノロウイルスか』の声も上がる始末だ。『浅田も言っていたが、単なる風邪ではない。それ以上の症状。吐き気と腹痛が一緒にきているようです』(大会関係者)この症状はノロウイルスとそっくり。嘔吐、腹痛、下痢を引き起こす。真相はウイルス検査をしてみないと分からないが、下痢をガマンしてではジャンプどころではなかったのかもしれない」
と報じており「ノロウイルス」のほか、「悪いもの」を食べさせられた可能性にも言及している。