「兄弟分」日テレが 巨人戦と決別する日

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   視聴率が1ケタになるのが当たり前になってきたプロ野球巨人戦の中継だが、日テレさえもがついに重い腰を上げ、地上波での巨人戦中継の大幅削減を決定した。同社は2006年11月末に読売巨人軍のスポンサーである読売新聞と詰めの交渉を行っていることを明かしていた。

「BSデジタル放送強化」は表向きの理由

巨人軍の活躍によって中継試合数も変わってきそうだ
巨人軍の活躍によって中継試合数も変わってきそうだ

   日本テレビ放送網は06年12月14日、07年シーズン巨人主催試合の地上波中継を、40試合にすると発表した。06年シーズンの放送予定試合が63試合だったことから考えると、実に約3割の大幅削減となった。同日、同社の久保伸太郎社長は記者会見を行い、BSデジタル放送の強化を地上波大幅削減の理由に挙げたが、「巨人軍が強くなり、かつ、強力なソフトとして戻ってくることを願う」と本音も漏らしており、巨人戦の視聴率低下による大幅削減であることは明白だ。

   06年10月にビデオリサーチが発表した06年シーズン開幕からの平均世帯視聴率(関東地区)は9.6%。集計が行われた89年以来、シーズンで初の1ケタ。06年6月からは初めて3ヶ月連続で1ケタを記録し、9月には最低の7.0%と歴史に残る最低記録のオンパレードだった。

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