「学生にお金を払わせた、という点が問題視された」
ここでも、N教授は「抵抗」を見せた。通常は、処分対象者には、処分の根拠や内容を記した「処分書」が手渡されることになっているが、N教授は受け取りを拒否。そのため、工学部事務長がN教授の前で処分書を読み上げ、処分を伝えた。さらにN教授は、地位保全を求めて法的手段を取ることも検討しているという。
一見些細なことに見える「罰金100」円が、どうしてこんなに大騒動になってしまったのだろうか。
琉球大学総務部総務課は、J-CASTニュースの取材に応じ、
「教員という立場を利用して、学生にお金を払わせた、という点が問題視されました。再三再四言ってきましたが、やめなかったんです。徴収した罰金がどのように使われたかもはっきりせず、明細が明らかになっていません」
と、「もううんざり」といった口調で話した。
渦中のN教授にも取材を試みたが、研究室の電話には、誰も出なかった。