PS3用にソフト1本作る費用でDSに10本作れる
ゲーム業界関係者はJ-CASTニュースに対し、
「PS3用にソフト1本作る費用でDSに10本作れるという声もあります。今までが高リスク・低リターンの状況でしたが、それと比べ低リスク・高リターンが期待できるDSにソフトメーカーが流れていくのは自然な事だと思います」 と話した。
一方、スクウェア・エニックス広報は、「ドラクエはもともと、一番売れているハードに供給し、多くの方に遊んでもらうという考え方です」と話した。任天堂広報は「ゲーム人口を拡大して行きたいという当社の考え方に共感していただいた結果だと考えています」。一方のSCE広報は、「ドラクエについて特段コメントできることはありません」とだけ答えた。
ドラクエは「PS」用ソフト「ドラクエ7」が約420万本売れるなど、これまでSCEに貢献、支えてきたソフトなのだが、ドラクエだけでなくソフトメーカーの多くが、SCEに見切りを付け始めたとの情報もある。ゲームに詳しいジャーナリストはこう話す。
「SCEは、PS2もPS3も『ゲーム機ではありません』みたいなことを言ってる。ソフトメーカーは一生懸命にSCEに協力し支えてきたわけです。しかし、DVDやブルーレイの販売ツールのマシンのようにしてしまった。ゲームファンを減らすようなもんで、これじゃぁ、前の任天堂の方がまだいいと。『大政奉還』が近いんじゃないですか」