ホンダの二足歩行ロボット 「頭から落下」、会場が凍りついた瞬間

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「ステージを中止とさせていただきます」のアナウンス

   間髪入れずに照明が暗くなり、スタッフが、ついたてを持ってきて、倒れたASIMOを隠す。そして、場内にはこんなアナウンスが流れるのだ。

「ご見学中のお客様に申し上げます。ただいま、ロボットが転倒したため、ステージを中止とさせていただきます」

   この対応の素早さに、ネット上では「こういう事故は、実はよく起こっているのではないか」という声もささやかれる。J-CASTニュースでは、ホンダ広報部に聞いてみた。

「その(動画の)件については、ちょっと承知していません。細かいトラブルぐらいは起こるかも知れませんが、通常はスペアを用意してあって、1台で(イベントに)臨むことはありませんので、基本的には中止、ということはありません」

   とのことで、今回の動画のような事故については、想定外、という認識のようだ。
   映像の痛々しさに、「2ちゃんねる」のニュース速報板では、こんな声が飛び交っている。

「このこけ方は人間でも痛い」
「会場にいた子ども達の夢を見事に打ち砕いたASIMO」
「こけながらも冷静にしゃべるASIMOの姿に泣いた」
「やっぱ人型のものがバタッと倒れたりすると何か凄く嫌な気持ちになるな」

   やはり、子ども達も2ちゃんねらーも、「元気に歩くASIMOが見たい」という点では変わらないのかも知れない。

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