汚れた早大理工学部 また研究費不正疑惑

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   早稲田大学でまたあらたな研究費不正受給の疑惑が浮上した。理工学部の男性教授が文部科学省からの委託事業で、社会人向けセミナーの参加費やポスターの制作費の一部が教授に還流した疑い。何故、また早大で理工学部なのか――。

   問題になっているのは、早稲田大学が文部科学省から事業委託を受けている「ナノ・IT・バイオ 知財経営戦略スキルアッププログラム」という事業。文科省は、この事業に「科学技術振興調整費」として年間5,000万円を支給している。

文科省「ほかにも不正の疑いがある」

早稲田大学でまたまた研究費不正疑惑が浮上
早稲田大学でまたまた研究費不正疑惑が浮上

   同省によれば、教授は、この事業のうち専門である知的財産の分野での人材育成のセミナーで不正に参加費を徴収したり、実際には作製されていないポスターの制作費を受給したりした疑いがあるという。さらに同省は、この教授について「(科学技術振興調整費とは)別の経理についても不正の疑いがある」として、同大に対し調査と報告を要求している。
   一方、早稲田大学はJ-CASTニュースの取材に対し、

「現在、事実関係の調査中なので、結果が明らかになり次第報告する」

   としており、不正受給の疑いがある事業などについては言及を避けた。

   文部科学省は、疑惑について「この案件は(不正使用されたとされる)額が多いので、不正に使ったとすれば大問題だ」としており、不正があったとされる研究費の額は相当な規模にのぼると見られる。
   今回の疑惑は、文科省への「関係者の情報提供」によって明るみに出たが、これがなければ、同省は「気づかなかった」としている。

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