2006年12月20日の「亀田のけんか祭り」でランダエダとの因縁対決を控える、プロボクシングの亀田興毅選手(20)が米高級車「ハマー」を買った。日刊スポーツなどが伝えた。価格は3, 000万円だそうだが、一体どんな車なのか。
亀田選手が購入したハマーは、「H2」といって米国ゼネラルモータース製。ハマーは米軍の武装車両(1/4tトラックジープ)が原型だ。「H1」はオフロードなどもろともしない強靭さが売りで、その価格は約1,500万円(現在は中古のみ)にもなる。軍事色が強いH1を改良したタイプが「H2」で、全長5メートル、幅2メートル、重量約3トンと、タフな重厚感のあるボディを残しながらも、道幅の狭い日本でも走れるモデルとし、価格も1,000万円を切った。
06年度上期だけでも740台が輸入される
米GM社製の「ハマーH2」。亀田選手はこれと同型車を購入・改造した
米国では02年にお目見えし、ボクシング元ヘビー級王者のマイク・タイソンが世界戦に乗り付けたり、カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが愛用するなど有名人やセレブのあいだで人気を博したほか、日本でもキムタクやプロ野球の「清原番長」が保有して話題をまいた。
ちなみに、日本での「H2」の販売は03年から三井物産オートモーティブが輸入元として取り扱い。この12月1日には07年モデルを発売したばかりだ。日本自動車輸入組合(JAIA)の輸入車登録台数によると、06年度上期(4~9月)は740台のハマーが輸入されている。
さて、亀田のハマーは有明コロシアムに乗り込む"戦闘用"の特別仕様車で、そのため値段が高めになったと見られる。その中身は「亀田」のロゴマークが入り、6台のテレビと弟の大毅選手のために搭載したカラオケセット。スポーツ紙には「世界チャンピオンになれば、このくらいのクルマに乗れるというところを見せるわ」と威勢のいいコメントを寄せている。