子供の「遺体」「裸」「失禁」 教諭が楽しんだ不気味サイト

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   交通事故死した子どもの生前の写真や、大量の遺体の写真などが掲載されたウェブサイトをめぐり、子どもの遺族がサイトの作者である小学校教諭に対して侮辱容疑で告訴状を警視庁に提出した。遺族を激怒させたウェブサイトとは、本当にひどい中身だった。

   この問題は、TBSが2006年12月3日午前のニュースで初めて報じ、同日夕方の1時間番組「JNN報道特集」の、およそ半分を使って大きく報じられた。それによると、問題となったのは、東京都羽村市の小学校に勤務する男性教諭(33)が制作した「クラブきっず」と呼ばれるサイト。

幼い子どもの写真が大量に掲載されている

一見、死者を弔うようなタイトルがついているが…
一見、死者を弔うようなタイトルがついているが…

   このサイトには、片山隼君(享年8)など交通事故の犠牲者6人の生前の写真が、遺族が作ったページなどから無断転載され、「『グシャッ!』と潰されて死んでしまいました」などと、遺族への侮辱とも取れる説明とともに掲載されていた。これに対して6人の遺族は12月4日、ウェブサイトの運営者に対して侮辱容疑の告訴状を警視庁に提出したほか、6人と別の女児の遺体写真も掲載されていたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑の告発状も提出した。

   「クラブきっず」は、TBSが教諭に取材した翌日から閉鎖されている。

   トップページには、「体育着ちゃん」「水着ちゃん」「ふだん着ちゃん」「あじあちゃん」「男の子くん」といったメニューが現れ、それぞれに幼い子どもの写真が大量に掲載されている。
   例えば「水着ちゃん」にアクセスしてみると、小学生ぐらいと思われる女の子の水着写真が数十枚。それぞれに「スクール水着の胸元にもポチっと膨らみが見えます」などのコメントが付いている。これらの写真については、自分が勤務している学校の女子生徒の写真である可能性が高い(「報道特集」では、「クラブきっず」掲載の写真をプリントアウトした上で、この教諭が以前勤務していた学校の生徒にインタビューを行い、インタビューに応じた女子生徒は「写っているのは自分だ」などと答えている)。

   さらに衝撃的なのは、「子どもたちの慰霊碑」というコーナーだ。一見、死者を弔う趣旨のコーナーに思えるが、とても死者に敬意をはらっているとは思えないコメントとともに、事故の犠牲者の生前の写真や遺体の写真が並んでいるのだ。例えば、航空機事故を特集したコーナーでは、遺体の写真にこんなキャプションが付いている。

「事故現場から搬出される子どものご遺体激しい衝撃で、左足の靴は脱げちゃったようです おそらく、失禁もしちゃっていることでしょう」
「この子(たぶん女の子?)のご遺体も、ほとんど素っ裸になっていますが、とってもキレイな状態です早く救助できていたら、助けてあげることができたかもしれません・・・救助体勢の遅れが残念です」
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