「これまで対立してきたのがおかしな話だった」
そして、読売新聞は「当然だ」としている。
「国の安全保障にかかわる重要法案で、これまで対立してきたのがおかしな話だった。防衛庁の省昇格法案は、池田内閣時代の1964年に閣議決定されたことがある。それが『庁』にとどまったのは、冷戦時代の保革対決の下で、旧社会党など左派勢力が、『非武装中立』を掲げて国民の安全を守る防衛を不当に軽視してきたからだ」
さらに読売は次のように述べる。
「現実を直視し、防衛庁と自衛隊を時代に合う組織と位置づけるべきだとする立場に立てば、『省』とするのは当然だ」
朝日の社説はいまのところ、ネット上でも表立って話題にはなっていない。しかし、一部のブログでは次のように「評価」されている。
「これではまるで、精神論で戦争に勝とうとしたのと同じではないか」「盟友毎日にまで裏切られ主要紙で完全に孤立してしまった朝日の悲哀がにじみ出ており、モノの哀れをさそうほどなんであります」