大手広告主がスポットを抑えている
広告代理店によると(1)総世帯視聴率(全世帯のうちテレビを見ていた割合)の低下(2)主なスポンサーだった消費者金融、外資系保険会社の広告自粛(3)テレビ広告費の販売促進費やインターネット広告へのシフト-などが主な原因だという。
「ネット広告の影響は規模からいっても想定内。それより、自動車、不動産、流通、酒・飲料といった大手広告主がスポットを抑えているのが問題」(民放幹部)
それはなぜか、が問題だ。
5社中4社は07年3月期通期決算も広告収入の減少から営業利益の減少を見込む。皮肉なことに広告代理店の電通だけは大幅な増収増益。W杯独大会の関連ビジネスの伸びもあるが携帯電話番号継続制度のテレビCMでドコモなど3社の広告を"独占"したのが要因とか。