「嘘で嘘を塗り固めているようなものです」
その後も、編集のありかたをめぐって西さんと編集に関わる人たちのあいだで激しい議論が交わされた。
西和彦さんはJ-CASTニュースの取材に対し、「これまで細かく訂正してきたが、あまりに間違いが多すぎて大きく削除を行った」と「大量削除」を認めた上で、「事実とあまりに異なり、本当にめちゃくちゃで、耐えられる限界を超えていた」と語った。さらに、西さんは、ウィキペディアの編集のあり方について次のように不満をあらわにしている。
「編集世話人(ウィキペディアの編集に主に携わっている人)の独断によって編集され、ウィキペディアを書いている仲間内で転がしているようなものです。2ちゃんねるはすべてのことに批判的だが、ウィキペディアは自分のなかで閉じてしまって、『よそ者』を寄せ付けない。2ちゃんねるもウィキペディアも同じようなものですよ。日本のウィキペディアはカット、コピーペーストしているだけ。嘘で嘘を塗り固めているようなものです」
今後はマスコミなどを通じて、ウィキペディアのあり方について徹底的に議論、批判したい。西さんはそう考えている。